船越菫個展「アーキタイプの露光面」2021年5月29日(土)〜6月9日(水)木金休廊 SUNABA ギャラリー(終了)


Tweet

FUNAKOSHI Sumire
Photosurface side of archetype


船越菫「アーキタイプの露光面」
種別:企画個展
会期:2021年5月29日(土)〜6月9日(水)
時刻:14~20時、水曜日18時
休廊日:木金休廊
入場料:無料

会場:SUNABAギャラリー
〒530-0015 大阪市北区中崎西1-1-6 吉村ビル302
sunabagallery@gmail.com

作品画像
 船越は実在する日常のモノを描きつつも、筆跡をなくした画面によって、
ソフトフォーカスのような質感の油彩で、記憶の再現を試みる作家です。

 かつて批評家のC.グリーンバーグは、
イリュージョンを廃した平面的な絵画を称揚しましたが、
船越の作品は再度イリュージョンをカンバス上に召喚しつつ、
それを滑らかな色彩のぼかしで消失させ、丹念に平滑な画面に仕立て上げています。

 一枚の絵画の中で抽象と具象、
イリュージョンと平面性を往還するかのような船越の作品は、
船越自身の個人的記憶の想起=忘却であると同時に、
美術史的記憶の想起=忘却でもあるように思えます。
さらに船越はその近作で、まるで胎内のようにも見える光景を描いています。
そのようすは美術史の記憶を踏み越えて、
人類の類的記憶、アーキタイプの再現へも挑もうとしているようです。

 コロナ禍の困難な時期にご足労お願いいするのは大変恐縮ではございますが、
万障お繰り合わせの上お越しくださいますようお願いいたします。


作品画像

作品画像

作品画像
船越菫《シエスタ》(2021)

作品画像
船越菫《月溜まり》(2021)

作品画像

作品画像

作品画像
船越菫《遊泳、ここが居場所》(2021)

作品画像

作品画像
船越菫《スチルのうつろい - 1》(2021)

作品画像

作品画像


Tweet