公募コンペティション「U.F.O. 2019 未確認綺麗物体」 2019年8月3日(土)〜7日(水) 木金休廊 SUNABA ギャラリー(終了)


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Group show
U.F.O. Unidentified Fine Object 2019


「U.F.O. 2019 未確認綺麗物体」
種別:公募グループ展
審査委員長=小吹隆文
公募作家=Michelle マトカノオド 池田明久実(ex. ぱの) つちやさや まんぐーす 若松篤志 幸得冬花 森本ありや 西村昂祐 戎井幸一 wack 御手洗翅颺 鍋島あやこ マトカノオド

会期:2019年8月3日(土)〜7日(水)
時刻:14~20時、水曜日18時
休廊日:木金休廊
入場料:無料

会場:SUNABAギャラリー
〒530-0015 大阪市北区中崎西1-1-6 吉村ビル302
sunabagallery@gmail.com


U.F.O.賞


最優秀賞:鍋島あやこ


作品画像
鍋島あやこ《旅するシリーズ -橋-》

 U.F.O.はふつう「未確認飛行物体」の略ですが、ここでは「未確認綺麗物体」、つまり「なんだかよくわからない、これまでの美術のジャンルにうまく当てはまらない美術作品」のことを指します。当店ではこれまで怪奇幻想モノ、美少年モノといったように、ジャンル性の強い作品、作家を取り扱ってきました。本展はそうしたジャンルを超えて、これまでに見たこともないもの、新しいものを発掘したいという思いで企画されました。

 この展覧会はコンペティション形式で開催されました。審査員長は年間1000本もの展覧会を踏破することで知られる、美術ライターの小吹隆文氏。小吹氏と樋口との合議により優勝者が決定され、企画個展の開催権と、副賞として金一万円が与えられるというもの。は応募してくださった皆さん、審査してくださった小吹隆文さん、ありがとうございました。ただし、これは小吹さんも私も思ったのですが、まったく見たこともない作品、という応募作はありませんでした。この点、やや残念な結果だったかと思います。

 その上で、当店の従来のテイストから外れたもの、ということで、鍋島鍋島あやこさんの作品が最優秀賞として選ばれました。先にセレクトしたのは小吹さんで、私も異存ありませんでした。一見地味に見えますが、よく見るとある種の精神性、内面性のようなものがじわじわ伝わってくる。そこを、私も小吹さんも評価しました。

 実をいうと、小吹さんも私も、高く評価したのは展示中の作品よりむしろ、ポートフォリオ中にあったモノクロの作品でした。そういう意味で、まだまだこれから研鑽してくださいね、という賞かもしれませんね。鍋島さん、がんばってください。


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